株式会社バンダイ - データカードダス アイカツプラネット!

テレビ番組、玩具・アパレル・雑貨などのクロスメディアで展開し、女子小学生を中心に人気を博している "データカードダス アイカツ!" シリーズ。 2012年にシリーズ最初の "アイカツ!" がリリースされて8年。 "アイカツプラネット!" は2020年12月10日に稼働が始まったシリーズ5作目となります。

データカードダス アイカツプラネット! では、大迫力の2画面筐体へと一新し、タッチパネル操作でリズムゲームが楽しめるようになりました。

アイカツ!シリーズの特徴である、カード連動の仕組みを本作では、アイドルに力を貸してくれる "ドレシア" が宿った新コレクションアイテム "スイング" が登場します。

自分自身が "アバター" になり、"スイング" を組み替えながらライバルアイドルと対戦し、ランキングを上げてトップアイドルを目指します。

ミラーイン☆ することで "アバター" になれる
オンライン対応でより熱中できる遊びに。しかし、課題が…。

株式会社バンダイ 開発ご担当者様より以下コメント

従来のシリーズでもトップアイドルを目指して "アイカツ!" を行ってきました。 さらに全国のアイドルともバトルステージをできるようにすることで、より熱心にトップアイドルを目指したくなる遊びを提供したいと考え、オンライン対応を決めました。

開発初期においては、開発チームはクライアントアプリ開発者が中心に構成されており、サーバー側の開発チームが存在していませんでした。 本作の開発を進めるうえで、全国のアイドルとのリアルタイム対戦モードは外せません。 しかしながら、リアルタイム対戦のサーバー実装はハードルが高く、リアルタイム対戦以外のネットワーク要素が必要なことを考えてもサーバー開発は1つの課題となっていました。

GS2 はスマホゲームで必要となる各種機能に加えて、マッチングやリアルタイム対戦の機能が提供されており、 課題となっていたサーバープログラムの開発をすることなしに実装できるということが魅力的でした。

"バトルステージ" でアイドルたちが競い合う
GS2を採用して開発期間を短縮。さらに少人数での開発を実現

実際に採用してみて、通信処理にまつわる開発の期間を短縮できたと感じています。 希望の機能を実現するために、GS2の仕組みを知り、機能を精査するには少し時間を用意しましたが、それでも1からサーバーを開発することを考えればはるかに早く実装できたと思います。

クライアントアプリ開発者のみで開発できたことで、開発期間の短縮だけでなく人材リソース面でもいい効果があったと思います。

GS2の機能の組み合わせだけでほぼ全ての仕様を実現。
不足していた部分もGS2のサポートでカバー

標準機能でサポートされていない処理が必要であっても、GS2-Script で機能を拡張できるので、ほとんどのケースではそれで補完することができました。 時にはGS2のスタッフ様に問い合わせながら開発を進め、"既存機能で足りないな" と感じる部分を拡張いただくこともありました。 おかげで、やりたかったけれど出来なかったことというのは無いと思います。

GS2のサポートは適切にご返答いただき、機能を追加実装いただくような場合も短期間でご準備いただけました。 相談する過程では、企画を実現するにあたって最適なGS2の機能のご提案がいただけたり、柔軟にサポートいただくことが出来ました。

アイカツプラネット! の構成図